真伝不動明王寺

ご本尊

 御本尊 不動明王  

額にしわをよせ、上下一本づつの歯で唇をギュッと噛み、目はグッと正面を見据えている。

右手に剣、左手には羂索を持ち、火焔を背に磐石の上へスクッと立つ、見るからに忿怒の相をしています。

人の心は油断すると、様々な煩悩が湧き起こり自らを苦しめます。

不動明王の怒りの表情は、外よりの災いにも、内への怠け心にも向けられているのです。

湧き起こる煩悩を剣でバッサリ切り捨て、炎で焼きつくしてしまう。

それでも言うことを聞かなければ、無理矢理にでも煩悩を羂索で縛り、惑わされている人々を救済するのです。

不動明王の力によって、外よりふりかかる災いを退け、内よりの煩悩を取り除くことを主な目的としています。

如何なる悪にも立ち向かう不動の姿、さりとて決して慈悲を忘れない姿、不動明王の忿怒相には深い意味があるのです。

自然界においては、「不動」その御名の如く山を現し、六雪花(雪の結晶)が描かれている姿もあり、生の躍動する力を発揮させ、そしてそれをコントロールするのがお不動さまの世界です。

不動明王は自己の煩悩を清めることが、幸福に繋がると教えて下さっているのです。

合掌

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